交通事故施術に関する症例

患者様の年代

30代

患者様の性別

男性

ご職業・生活スタイル

デスクワーク中心の会社員。通勤は車で片道20分程度。長時間の座位姿勢が多く、運動習慣はほとんどない。

症状の発生時期・きっかけ

事故当日は大きな外傷や強い痛みはなく、ご本人も大丈夫だろうと考え、特に医療機関を受診されませんでした。しかし、事故翌日から徐々に首や肩の違和感、重だるさを感じるようになり、2〜3日後には首を動かす際の痛みや、可動域の制限が明確になっていました。また、頭痛やめまい、吐き気を伴うこともあり、お仕事や日常生活に支障をきたすようになっています。さらに、長時間同じ姿勢を続けると腰部にも痛みが出現し、集中力の低下や睡眠の質の低下もみられました。

日常で何ができなくて困っていたか?

首や肩、腰の痛みが強く、日常生活の様々な動作に支障が出るようになりました。特に、後方確認のために首を回す動作が困難になり、車の運転や自転車での移動に不安を感じるようになっています。また、長時間でのデスクワークでは同じ姿勢を保つことができず、30分ほどで痛みやしびれが出現するため、お仕事の効率が低下されていました。帰宅後も疲労感が強く、家事や入浴、掃除などを以前のようにこなすことが難しくなったとのことです。さらに、夜間は痛みで寝返りが打ちづらく、睡眠が浅くなることで翌日の体調にも影響が出ていました。

どのような施術を行ったか?

初回の来院時には、まずカウンセリングと検査を丁寧に行い、事故状況や症状の経過、痛みの程度、日常生活への影響などを詳しく確認いたしました。そのうえで、首・肩・腰を中心に可動域検査や筋肉の緊張の評価、姿勢や骨盤バランスの確認を行い、症状の原因を総合的に判断いたしました。急性期には炎症や痛みを悪化させないよう、強い刺激は避け、低周波電気施術やアイシング、軽度の手技療法を中心に施術を実施いたしました。痛みが落ち着いてきた段階では、筋肉の緊張を緩和する手技療法やストレッチ、関節の可動域の軽減を図る調整を行い、首や腰への負担軽減を目指しました。さらに、再発防止を目的として、自宅で行える体操や姿勢指導、生活習慣のアドバイスも併せて行い、症状の根本的な軽減を目指しました。

施術のポイント・解説

本症例における施術のポイントは、事故による急性症状と、その後に生じる慢性的な筋肉の緊張や姿勢の乱れの両面に対して、段階的に対応した点です。来院初期は炎症反応や痛みが強く出やすい時期であるため、無理な調整や過度な刺激は避け、痛みの軽減とお身体の安静を最優先とした施術を行いました。症状が安定してきた後は、事故の衝撃によって乱れた頸椎や骨盤のバランス、筋肉の左右差に着目し、全身のバランス調整を中心に施術を進めました。また、単に痛みを取り除くだけでなく、再発防止や後遺症予防を目的として、姿勢の軽減や動作指導、自宅でのセルフケア指導にも重点を置いた点が重要です。お客様ご自身がお身体の状態を理解し、日常生活の中で正しい姿勢や動作を意識できるようサポートすることで、長期的な健康維持につなげることが期待できます。

通院頻度・期間の目安

本症例では、症状の程度や回復状況を考慮し、来院初期は炎症や痛みの強い時期であったため、週5回以上の頻度で集中的に通院することを提案いたしました。痛みや可動域の制限が徐々に軽減してきた段階では、週2回程度へと頻度を調整し、お身体への負担を抑えながら回復を促しました。その後、日常生活に支障がなくなってきた時期には、週1回程度のメンテナンス通院へ移行し、再発防止と状態の安定を図りました。通院期間の目安としては、約3〜4か月を目標とし、症状の経過に応じて柔軟に対応いたしました。

施術後の変化・現在の状態

①【初回〜5回目】
初回は首・肩・腰の痛みが強く、可動域の制限や筋肉の緊張も著明でした。施術後は一時的に軽減するものの、翌日には痛みが戻る状態が続いていました。5回目頃から、安静時の痛みが徐々に軽減し、睡眠の質も軽減し始めました。

②【6回目〜10回目】
首の動きがスムーズになり、日常生活での動作時の痛みが減少いたしました。頭痛やだるさの頻度も減り、お仕事への集中力が回復してきました。長時間同じ姿勢でも大きな不調が出にくくなっています。

③【11回目〜20回目】
可動域の制限はほぼ消失し、違和感程度まで軽減いたしました。疲労が溜まった際に軽い張りを感じる程度となり、セルフケアでも対応できる状態になりました。

④【21回目以降】
痛みや不安はほとんどなくなり、再発防止を目的としたメンテナンス通院へ移行。安定した状態を維持できています。

患者様からの喜びの声

事故後しばらく続く痛みや違和感に対して、「このまま良くならなかったらどうしよう」と不安に感じていたとお話しされていました。来院時にお身体の状態や施術の内容について丁寧に説明を受けたことで、安心して通院できるようになったとのことです。通院を重ねるうちに、少しずつ症状が軽減していくのを実感できたことが嬉しかったそうで、「通うのが前向きな気持ちになれた」とも話されていました。現在では、日常生活も楽に過ごせるようになり、感謝の気持ちを伝えてくださっています。

担当者からの結び・アドバイス

本症例では、事故後できるだけ早い段階で来院していただき、継続的に通院されたことが、良好な回復につながった大きな要因であると考えています。交通事故によるケガは、受傷直後には症状が軽く感じられても、数日から数週間後に痛みや不調が強く現れることが少なくありません。そのため、違和感のある段階で早めに専門的な施術を受けることが重要です。また、施術だけでなく、ご自宅でのストレッチや姿勢への意識、生活習慣の見直しも回復を早める大切なポイントとなります。今後も再発防止のために、無理をせずお身体の変化に注意しながら、セルフケアを継続していただくことをおすすめします。少しでも不安や不調を感じた際には、早めにご相談いただければと思います。