骨盤の歪み｜今池南接骨院

骨盤の歪みは、姿勢や内臓機能、さらには全身の健康にも影響を及ぼすことがあります。

骨盤の歪みは、日常生活における癖や動作の積み重ねによって生じやすくなります。たとえば、座るときに足を組むことや、立っているときに片足に体重をかけること、いつも同じ肩に鞄をかける習慣、靴底が片側だけすり減っている場合、また肩こりや腰痛が続いている場合などが挙げられます。

骨盤の歪みをチェックする簡単な方法としては、壁に背中をつけて立ち、腰と壁の間に手のひら1枚分の隙間があるかどうかを確認します。隙間が大きい場合は骨盤が前方に傾いている可能性があり、隙間が狭い場合は後方に傾いている姿勢となっている可能性があります。

このような骨盤の傾きは、腰が反ってしまう反り腰の姿勢や、背中が丸まる猫背の姿勢など、見た目にも影響を及ぼすことがあるため、予防や不調の軽減が期待されます。

骨盤が歪むと、身体を支える筋肉が弱くなり、肩や腰の筋肉に負担がかかりやすくなります。また、リンパの流れが滞ることで、むくみやすくなったり、冷え性につながることもあります。

身体全体のバランスが崩れることで姿勢が悪化し、腰や首、肩周辺の筋肉が緊張して、痛みを引き起こすことがあります。さらに、下半身の関節にも通常とは異なる負荷がかかり、痛みや不快感が生じることもあります。

骨盤の歪みにより内臓の位置が変わると、消化不良や便秘などの症状が現れることがあります。女性の場合には、子宮への血流が低下し、生理痛や生理不順を引き起こす可能性もあるとされています。

骨盤の歪みの原因には、日常生活の癖や動作が挙げられます。例えば、足を組む、横座りであぐらをかく、腕枕で寝転がる、椅子に浅く腰を掛ける、肘をついてうつ伏せになる、鞄をいつも同じ肩にかける、パソコンやスマートフォンの画面を長時間見る、ハイヒールを履く機会が多いといった動作が挙げられます。これらの習慣は膝や股関節に負担がかかりやすく、骨盤の歪みにつながりやすくなります。

また、重心のかけ方に偏りがある立ち方など、普段の何気ない動作も骨盤の歪みを引き起こす可能性があります。さらに、けがの影響や、スポーツや仕事による偏った姿勢や動作、妊娠や出産に伴う身体の変化、過度な体重増加なども、骨盤が歪む一因となることがあります。

骨盤の歪みを放置すると、慢性的な腰痛や肩こり、膝の痛みなどの身体全体の不調につながる可能性があります。また、消化不良や便秘、生理不順といった内臓機能の不調、冷えやむくみなど血流やリンパの流れの悪化、猫背や反り腰、下半身太りなどの見た目の変化、さらにはO脚やX脚といった姿勢の乱れにもつながるおそれがあります。

骨盤は身体を支える大切な部分であり、歪むことで周囲の筋肉や関節に不自然な負荷がかかります。さらに、骨盤が前に傾くと、内臓を正常な位置で支えにくくなることがあります。内臓全体が下がってしまうと、下腹がぽっこりと出るといった見た目でも分かる変化が現れることがあります。加えて、内臓の位置が変わることで内臓機能に不調が起こる可能性もあります。

当院の施術方法では、まず「全身矯正」を行います。この全身矯正を行うことにより、骨盤の左右・前後の歪み、上下の歪み、前傾・後傾の歪み、骨盤の開きなどを整えることができます。それだけではなく、全身の矯正であるため、上半身の巻き肩や下半身の脚長差など、お身体全体の歪みを整えることも期待できます。

全身の骨格の歪みが整ってきた段階で、次に「楽トレ」という電気を使用する施術メニューでインナーマッスルを鍛えます。この楽トレによってインナーマッスルを鍛えることで、正しい位置に整った骨盤を無理なく維持しやすくなります。

骨盤の歪みを安定した状態に導くためには、この2つの施術を組み合わせることが大切です。

正しい姿勢を保つことは、骨盤の歪みを軽減するうえで重要です。耳、肩、腰、膝、くるぶしを一直線に保つことを意識し、立ち姿勢や座り方、寝る姿勢に気を付けて維持することが、軽減への近道となります。

骨盤の歪みを軽減するためには、ストレッチも効果が期待できます。ストレッチポールやテニスボールを用いて背中をほぐすこともおすすめです。

また、筋力トレーニングも骨盤の歪みを緩和するうえで効果が期待できます。スクワットや腹筋を行うことで、骨盤まわりの筋力を強化し、骨盤の安定性の向上につながります。しっかりとした身体づくりを意識し、骨盤をサポートするための筋力を養うことが大切です。